ロジカルシンキング第4回(10/1の週から)の受付

ロジカルシンキング第4回 (10/1、10/4、10/6, 10/7)
の受付を開始しました。
(申込ページ)

受講ご検討下さい。

講座内容
■「図式化の技術」
与えられた情報から、どれだけ多くのものを引き出せるか。
様々なルールや常識を使った論理展開が力を発揮することを学習してきました。

その論理展開をより正しく、より早く実現させるために役立つ「図式化」する技術が今回のテーマです。 長い文章、複雑な問題文や条件、これらを「単純に見やすく」することは、これまで学んだ数々の技術と同様とても重要です。

時間変化を伴う算数の問題や、構造が複雑な国語の文章など「図式化」が明暗を分ける問題も多数あります。また、他者への説明においても明瞭な図式化は理解度を高めるのにとても役立ちます。ベン図を使った重複部分の整理、情報のグラフ化などにも取り組み、無味乾燥な文字だけの思考回路からの脱皮を実現します。



2007年09月15日

FAQシリーズ② ロジムは受験塾?

Q「中学受験を目指す進学塾ですか」

A「
授業の中で、中学受験の予定の有無で生徒を区別することはありません。

中学受験をする生徒にも、一見中学受験とは無関係と思われがちな、受験の先に通用する「未知の知識や与えられた情報を整理して応用する」思考力を求めます。中学受験でしか使わない小手先のテクニックを授業で扱うことはありません。

中学受験をしない生徒にも、受験で必要とされるレベルの深い洞察力や思考力、計算能力、記憶力を高めるための自らの創意工夫を求めます。

ロジムが設定する小学生が身につけるべき学力があり、そのラインに到達するためには、受験予定の有無は関係ありません。
全ての生徒が、ロジムが小学生のうちに身につけるべきと考える学力を吸収するため切磋琢磨し、その1つのアウトプット(結果)として、中学受験を行う生徒は志望校を目指します。

中学受験は長い「知の旅」の1つのステップであり、決して最終目的とはなりえないというスタンスです。中学受験をする生徒は、その1ステップが12歳の春にやってくるというだけの話です。



2007年09月13日

FAQシリーズ① ロジムの入り方

ロジムに頻繁に寄せられる質問から抜粋して、
このブログでお答えします。
ホームページのFAQコーナーに記載されている内容です。
今回は入塾方法です。


Q「ロジムに入塾したいのですがどうすればいいのですか」
A「以下の手順となります。」

①メール、電話にて体験授業のお申込

お申込いただいた後、ロジムより御連絡差し上げ現状の学習状況、ご家庭の方針をヒアリングいたします。本人の学力や、ご家庭の指導方針によって、体験申込されたクラスが適正とならない場合がございます。紹介状をお持ちの場合は、この時点でその旨お伝え下さい。

②体験授業受講

大抵の場合、すでに学習を進めている生徒と大きな差があるのは当然です。ですから、未習・初習事項に対して、ヒントや既知の事柄を組み合わせて解答に向かう「体力」があるかどうかを講師が判断します。身についている知識量を確認するための体験授業ではありません。難問や知らない問題に対して、思考を放棄する生徒には途中退室をお願いしています。

③入塾テスト

科目によって必要となります。体験授業同様、既に持っている知識の量を前提としない問題を用意します。また、解答以上に途中の式や説明を評価します。ここでも、情報を集め、整理し、組み立て、解答に向かう「体力」を最も重視します。 ②の体験授業の結果によっては、入塾テストは免除いたします。

④ロジムより連絡

体験授業や入塾テストの結果を受けて、ロジム講師より入塾可否を御連絡差し上げます。

⑤(再度)入塾希望届け

改めて入塾希望の御連絡をいただきます。④の連絡や体験授業・入塾テストの直後ですと、盛り上がってしまい、熟考することなく「入塾したい」と判断する生徒(保護者も)が時々います。しかし、冷静に生徒・保護者両者が十分な判断をするために少なくとも一晩置いてゆっくり話し合ってください。その後、入塾希望の場合、改めてメールもしくは電話にて御連絡ください。

⑥入塾

書類一式を送付します。必要に応じて入塾補習を行います。



2007年09月12日

今週のロジカルシンキング & 保護者向け「指導のコツ」

まず、昨日の追記ですが、
入口のカメラは常時録画しているわけではないので
ご安心ください(笑)。
生徒証のバーコードが読み取られた時だけ作動ます。


今週のロジカルシンキングテーマをお知らせします。

■「もれなくだぶりなく①」 
第 1回  9月 10日・9月13日  9月 15日・16日

膨大な作業を前に途方にくれた時に有効な方法が、選択肢を列挙することです。まず全体の広さを把握し、やみくもな作業を回避します。みなさんが無意識に行っているとても重要な思考手法です。この、選択肢を整理するときに重要なスキルが、「もれなくだぶりなく考える」ことです。

 身の回りの病院の種類を考えるとき、
「①個人病院 ②一般病院 ③公立病院 ④大学病院」
と分けた場合、並べるレベル(階層)が違うことで違和感を感じます。
(③の公立病院は、一般病院にも大学病院にも含まれます)

このように、物事を列挙するとき、もれとダブりにより、正確な場合分け・数え上げができなくなります。また、物事を伝えるときにも、もれとダブりがあることにより、相手は理解し難くなります。「もれなく、だぶりなく」考える、これを各学年で分かりやすい題材をつかって練習します。 もれもダブりもなく、作業の選択肢を挙げることでどうやって手をつけて良いか途方にくれるような算数の問題に筋道をつける、という応用例も演習・紹介します。難問といわれる問題を解くスキルは、「ひらめき」ではないことを伝えます。

お申込はこちらから

さらに、今日は特別(?)テキスト巻末に掲載しております、
「保護者様向け学習のポイント」を紹介します。
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学習のコツ ~もれなくだぶりなく~

物事の並立関係と、階層関係の意識を身につけるには、早ければ早いに越したことはありません。
物事の選択肢を「もれなくだぶりなく」捉えることで、思考のスピードは格段に速くなります。
物事を考えるときに、とくに、アイデアがまったくうかばないときにどうすればいいか。
受験生に限らず多くの人々が抱える悩みではないでしょうか。
そして、多くの人が抱える悩みであるのに、それが教育という現場できちんと教えられているかというとはなはだ疑問です。

今回「物事を構成要素に分解することで、具体的にアイデアをすすめる」というスキルを紹介しています。

「お金もちになる方法は?」という課題に際し、思いつくままにアイデアを列挙するよりも、
お金持ちになる方法を、 
1) 収入を増やす 2)出費をへらす 
に分解して、それぞれの場合でさらに分解してアイデアを考えるほうが、思考は進むし、アイデアに網羅性が生まれます。

ほかにも「ダイエットする方法は?」を
「入ってくるエネルギーをへらす」
「消費するエネルギーを増やす」
「脂肪を除去する」
というように分解して、それぞれ考えるなどは、ロジムの授業だけでなく、「ロジカルシンキング」という分野ではおなじみの題材です。

「考える」というありふれた行為ではありますが、そこにはスキルがあるのです。
結局やっていることのエッセンスは「物事を構成要素に分解する」こと。
低学年・中学年の段階で、いきなり「もれなくだぶりなく」選択肢をあげろ!といわれても生徒は確実にフリーズしてしまいます。
①無秩序でもいいので、まずおおくの選択肢をあげる練習
②あがった選択肢をグループにわかる練習
という順序を繰り返さないと、整理する前に選択肢すらうかばないという状態に陥ります。

効果的な訓練方法として、やはり早い段階で「箇条書き」をつくる習慣を身につけてください。 箇条書きに慣れている生徒は、今回のピラミッド構造の理解が早く、 および構造化された文章の作成が上手にできるという実感をこれまでの授業から得ています。

夏休みの予定、日曜日の予定、明日やること、自分のすきなもの、買ってほしいもの、e.t.c….
箇条書きは、物事を整理する基本です。是非、日常生活の中で積極的に取り入れてみてください。
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2007年09月11日

【今週の1問】 割り算の本質への意識

ロジムが「これは!」「一度はやっておかないと」と思った1問を紹介する、
ロジムメールマガジン「今週の1問」

9月10日号では、「約数」「割り算」に関する1問を紹介しました。
そもそも割り算とは何かという基本事項さえ身について入れば、
小学校3年、4年生でも解答できます。

(問題)
656をある整数で割ると、いくらか余り、859を割ると余りが1減り、1198を割ると余りがさらに1減る。
ある整数をすべて答えなさい。

(解答)
メールマガジンバックナンバーへ

(解説)
「3つの整数を割った余りが同じ」というタイプの問題です。出題されるときは、小問としてテキストに載っているものとほぼ同じ形です。線分図で余りを左側によせてそろえる点が難しく、必ず一度は取組んでおかないと初見で解くのというのは非現実的なものです。あまり変形の余地のない問題ですので、本問はかなり手が加えられている部類に入ります。
また割る数や余りを算出する問題では、「余りは割る数より小さい」という割り算の重要な制限を必ず意識しなくてはいけません。そうすれば、本問のような複雑な問題文の中からでも、「余りは2以上」と「割る数は3以上」という条件を抽出することが出来るでしょう



入退室お知らせに新機能

ロジム生(しかも門前仲町本科生)向け連絡です。

現在お渡ししている生徒証、
入口のパソコンでバーコードリーダーをあてると
保護者の方に入退室のお知らせメールが自動発信するのは
ご存知だと思います。
(申込が必要です)

なんと!さらに!(大げさ)
今月からバーコードをあてた瞬間の生徒の顔が、
入退室お知らせメールに添付されて保護者の方に送信されるようになりました。

正直だからなんだという機能ではありますが、
1人で塾の門をあけ、授業に臨む直前のお子様の顔って、
実は保護者の皆さんの知らない一面ですよね。

というわけで
送り迎えをされてる方はご希望の方、
1人で通塾している方は限りなく必須で
入退室お知らせ通知をご利用下さい。

では。



2007年09月07日

明日(9月8日)のロジカルシンキング無料体験授業

駒場教室開講イベントの
ロジカルシンキング無料体験授業ですが、
明日の授業テーマをお知らせします。

低学年は、
1、もれなくだぶりなく整理する

中学年は、
1、もれなくだぶりなく整理する
2、「だから」がつくる論理性

です。
ロジカルシンキングで重要なのは、
「話がつながっている状態をつくること」です。
そしてそれによって自分が物事を正しく理解したり、自分のメッセージを
相手に伝わりやすくするのです。

「もれなくだぶりなく」は、物事を整理して、情報を階層化するスキルです。
くわしくはこちらこちら

「『だから』がつくる論理性」は、
「A だから B」 の、AとBの関係が原因と結果になっているのか、
AとBの間に、抜けや飛びといわれる隠れた前提がないのか
を意識することで、各自が作る文章は飛躍的に分かりやすくなります。
くわしくはこちら

低学年90分、 中学年120分という限られた時間ですが、
できる限り小学生向けロジカルシンキングの世界を紹介したいと思います。

(また、昨日から本日にかけての台風の影響で、本日休校→土曜振替授業
という学校もあるようです。このせいで、明日の無料体験授業に空席が発生して
いますので、これまでロジムでロジカルシンキングを受けている方でも
お申込うけつけます。ご検討ください。)

お申込



2007年09月06日

ロジカルシンキング 授業内容をアップロード

こんにちは。

(夕方ここに台風が近づくとわくわくしますといった
内容の書き込みをしたのですが、ニュースによると
相当大型な台風で、これから明日にかけて多くの人に影響がありそうです。
さすがに不謹慎なのでその部分を削除します。
みなさん、明日の通学通勤ほんとに気をつけてください。)


さて、2学期ロジカルシンキングの授業内容をアップロードしました。
どの日程でどういったテーマで授業が行われるか分かるので、
講座選択の参考にして下さい。

こちら
http://www.lojim.jp/workshop.html


台風おそるべし

あと面白いページ見つけました。これを見ると台風ってまるで生き物です。
http://www.imocwx.com/typ/tyani_9.htm



2007年09月05日

ロジカルシンキング満席 (低学年 門前仲町)

ロジカルシンキングクラス(低学年)の門前仲町クラス(土曜午前、土曜午後、日曜)の
学期一括申込を満席のため締め切ります。

毎回の都度申込に関しては、本科生・一括申込生の欠席分のみ
お申込が可能です。
http://www.lojim.jp/logical_form/postmail.html
上記URLにて都度申込可能な日程を御確認下さい。
極力リアルタイムで出欠状況を反映します。

東大駒場教室でのロジカルシンキング(低学年)に関しては、
空席ございますので、こちらをご検討下さい。


9月8日(土曜)の駒場東大前ロジカルシンキング無料体験授業も
合わせてご検討ください。
http://www.lojim.jp/trial/postmail/




2007年09月04日

ロジムができるまで (野村の場合 社会人になって②)

三日連続で野村の体験を書き、皆さんいい加減飽きてしまってると思うので今日で締めくくります。そんなこんなで某コンサルティング会社に転職します。

企業の戦略立案や事業立ち上げなどを支援するお仕事です。関わる業界を短期間で研究し、さらに人様の会社の経営に口を出すわけですから、それはそれは今思うと大それたことです。「戦略コンサルタント」といった言葉で検索すればコンサルタントの仕事は分かると思います。

新米コンサルタントはここで徹底的にロジカルシンキングをたたきこまれます。もはや幼少期に身についていなければ手遅れなはずですが、膨大な量の訓練と毎年多くのうつ病患者を生むプレッシャーの力で半ば強引に変身を成し遂げます。

研修はもちろんですが、普段の業務でも「論理的であること」が最も重視されるポイントです。仮眠中の寝言でも「え、なんで?それ話つながってないよ」と言われ、ランチ中には知り合い女性を2軸で分けてマッピングしてみたり、とにかく頻繁にグラフが登場します。皆の口癖は「それって三つあって」や「なんでかって言うとね・・・」でした。というのは、大げさなような本当のようなところですが、とにかく論理的にものを考える訓練というのは相当量経験できました。

そして、自分は当時半ば強引に論理的になる訓練をしましたが、「もっと若い時、それこそ幼少のときからこれに近いことを日々やっていれば」と強く思うようになりました。

ロジカルというとどうしても「理屈っぽい」というイメージが先行し、ネガティブな印象をもたれてしまうような現状にも苛立ちを感じました。

「初等教育にロジカルシンキングを取り入れることってできないものか。もっと多くの若い世代がロジカルシンキングを、大げさなことではなく、基本作法として身につけることはできないものか・・・。そうすれば日本は変わるかも。野村の年金も満額でるかも!」

そんなある日、同じようにコンサルタントをやっていた苅野から電話がありました。(以前から苅野とは知り合いでした。)


「野村君、いっしょに会社つくらない?」


ちょうどその時野村は会社の人事部の人と今後のキャリアパスについて半分面談のような会食をしていました。が、いつも突拍子もなく愉快なことを提案する苅野の電話の直後には、人事との食事を強引に切り上げ、苅野がその時いた場所(六本木交差点のアマンド(笑))へ向かっていました。

苅野と、須田(ロジム創設メンバーの1人。現在ジンジャーツリーというインターナショナルスクールを経営しながらロジムのカリキュラム作成にも参画)と私の3人で集まり、何をやろうかと話合いました。

苅野は以前から教育関連の仕事を持っていたり、須田はちょうどジンジャーツリーを立ち上げているところでしたので、「新しい教育プログラムを作ろう。日本を楽しくしよう。えいえいおう。」ということになり、「小学生のためのロジカルシンキング教室を作る!」という方向はすんなり決まりました。

そこから、知り合いの大学の先生や出版社の方にアドバイスをもらったり協力していただきながら、教室の場所やカリキュラムを考え、向井が加わり、現在の先生・スタッフが集まり紆余曲折を経ながらもロジムはスタートし、皆様のご理解、ご支援も頂き今日のロジムになったわけです。

これが野村の視点からみたロジム設立経緯です。
(苅野バージョンが書かれる日があるかどうかは謎です)


駒場教室を開講したり、多くの授業を開発したり、そして多くの方にご協力・ご支援いただいたり、、、、、これからもロジムは存在意義のある教室としてより強固なカリキュラムとサポートを提供いたします。いつでもどこでも設立当初の思いや理念を忘れずにいたいものです。