2008年02月22日

カレンダー誤表記(4年理社)

http://www.lojim.jp/2008.html

カレンダー中、4年理社が休講週に休講になっておりました。
4年理社は休講週も授業がありますのでご確認ください。

大変ご迷惑おかけいたしました。

訂正いたします。



2008年02月17日

「卒業生が語る我が母校」第4回普連土学園中・高:高久葉子さん

インタビュー企画「卒業生が語る我が母校」第4回です。卒業生の皆さんに率直に語ってもらいます。

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高久葉子さん
(経歴)
普連土学園中学・高校、慶応義塾大学理工学部、同大学院を経
て現在外資系証券会社のロンドン支店のIT債券部でシステムア
ナリストとして勤務。


ロジム(以下L):よろしくお願いします。現在ロンドンにお住まいとのことですが、お仕事の内容について教えてください。

高久さん:金融資産分析・管理システムの設計/構築をしています。 同じ仕事をロンドン NY 東京のチームで太陽の動きと共に仕事をまわしてます。自分の同僚が世界にいるのは楽しいですよ。

L:今日は、高久さんの母校である普連土学園についてお話を伺いたいと思います。普連土学園中の受験、進学を決めた理由などは覚えていらっしゃいますか?

高久さん:あまり理想的な話ではないのですが、風邪を引いて受験目玉の1、2日 ついでに4,5日を休まざる終えなかったからです。
なので、普連土には6日の2次受験で入学しました。そのため3日目の学校と普連土しか選択肢はなかったのですが、その中で選んだ理由は学校説明会などで以前から母がいい印象を持っていたのと、前日の面接がしっかりしていて、そこで受けた印象が良かったのだと思います。ですから 中学受験は余りいい思い出ではなかったのですが、結果的に普連土に満足しているので、今では中学受験の惨劇は私の笑えるもちネタになっています。

L:それは一生の思い出ですね。(笑)実際に入学してみないとわからない様々な特色があるとおもうのですが、社会人として振り返ってみて役に立ったなと思える、普連土ならではのイベント・授業はありましたか。

高久さん:Englishの授業ですね。英語だけではなく英会話の授業があったり、毎年交換留学生が来ていたり国際的な感覚に自然になじめたと思います。

L:そのEnglishという授業は普通の「英語」のほかに設置されている授業なのですか?

高久さん: はい、英語とは別の授業です。特に教科書もなく、英語でゲームをしたり、文法などお構い無しで英語を使って何かしてみようという趣旨でした。ですのでもちろん先生は外国人のネイティブの先生で、挨拶から説明すべてが英語です。手振り身振りに頼っていた部分は大きいですが、楽しかったです。

L:なるほどそのような授業の設定はあまり他では聞かないですね。

高久さん:他にもう1つ挙げるとするとコンサートですね。講堂の音響が良いと有名でプロの演奏を聞く機会がよくありました。役立ったというより教養になりました。

L:社会に出てみてご自身もしくは同級生を、他の学校の生徒と比べて違うなと思う点はありましたか。

高久さん:のんびりしているところ。好きなところですが、周りの人はいらいらするかもしれません。卒業生同士だと全く気にならないのですが。

L:そうなんですか。では学校の姿勢としてはいかがですか。文化祭などで先生たちが結構きちんと見回りをしていたのを覚えていて、生活指導などは厳しいのかと。

高久さん:厳しくないほうだと思います。確か校則が1つか2つかぐらいしかなくて、教育方針も強制的に生徒に指導するのではなく、自分で気づくように促すという形でした。

L:やはり実際はわからないものなのですね。外部からの普連土の様々な評価の中で、実際にそうだ と思う点、違うと思う点をあげてください。

高久さん:外部の評価をあまりしらないので教えてください。

L:保護者の方の間では、少人数で生活指導も学習指導も厳しめでしっかりしているという感じでしょうか。そして質素。

高久さん:生徒の雰囲気としてはやはり質素だと思います。学校としてのカラーもとてもゆったりとしていてまじめで堅実です。私は在学中は制服が嫌いでした。現在は変わったみたいで、あの時の学校のこだわりはどこにいったのかとちょっと残念です。


L:現在通っている生徒からは勉強がとても大変だという声が聞かれます。やはり大変なのですか。

高久さん:大変というよりも、体制が整っているという感じです。大きい方なのか 小さいほうなのかは比較できないので分かりませんが 受験校なのでそれなりに差ができる位の量がしっかりと与えられます。

L:勉強する生徒もしない生徒もごちゃまぜで放っておくという学校もありますが、そうではないんですね。

高久さん:英語や数学はレベル別に2つのクラスに分かれていましたし、授業より先に勉強を進めたい人にも個別に対応していました。

L:あの少人数から、さらにクラスが分かれるんですか。そう いえば私が学校見学に行ったとき、7,8人しかいない教室があったのですが、そのような感じなのですか。

高久さん:7,8人しかいないクラスは物理/生物か授業以外に行われる補習だと思います。英語数学の授業は、学年全体を2つのレベルに分けているだけです。なので普段の授業と人数は結果変わりません。 ただ私は塾にも行きましたが、学校の学習指導体制は塾に遜色ないレベルだと思います。

L:塾に通われた方がそのように評価するというのは相当しっかりとしているのですね。

高久さん:英語は塾に通いませんでした。実際授業や学校のカリキュラムだけで内容レベル共に十分でした。夏期講習を受けたことはありますが、英語は日頃の積み重ねが大切だと思うので普連土の英語教育には満足しています。理系の受験者は英語をおろそかにする人が多いのですが実際はほとんどの大学が数学と同じ配点なので、受験用の勉強をしなくても英語学力がついていたのはとても助けになりました。

L:私の学校では文法書を頭から読んでいくような英語の授業があったのですが、とてもうらやましいですね。実際、イギリスで仕事をして生活できていらっしゃいますし。高久さんは理系ですが、理系の割合は多いのですか。

高久さん:それほど多くありません。やはり女子校なので 理系よりは文系の教育が充実しています。数学以外の理系科目( 物理 化学 生物)などはやはり塾で補った方がいいと思いました。

L:数学もきちんと指導しているのですか。

高久さん:塾に通いましたが、通っていない人も多かったです。特に通ってる人と通っていない人でレベルの差があったとは思わないので やはりこれも塾なしで大丈夫だと思います。数学の場合は最終的に数学的センスで差が出てくるので、それぞれのレベルによって学校も課題を用意してくれたり、レベル別の丁寧な対応ができていたと思います。

L:そのような少人数で細やかな対応が窮屈に感じられたりすることはありませんでしたか。

高久さん:授業以外で行われるものは全て自主選択でしたので窮屈に感じることはありませんでした。自分に合った補習があれば受ければいいし、数学を人より進めて勉強したければ先生に相談すれば課題を与えてもらえるという感じです。学校を主体に補習を取る人もいれば、塾に行っているからということで行かない人もいました。先生は大変だと思いますが、カリキュラムは臨機応変に組まれていました。

L:生徒同士はいかがですか。女性ばかり、しかも少人数がずっと一緒にすごすとなると色々と大変な面もあるのではという想像が勝手に働くのですが。

高久さん:そう思いますよね。でも全くそんなことはなかったです。3クラスしかないので知らない人はもちろんいませんし、あまりクラスという垣根を感じませんでした。喧嘩や言い争いさえした覚えがありません。かなり贔屓になるかもしれませんが、みんな優しくて穏やかな人が多かったと思います。大学に入って、気が強い人や意地悪な人に会ってショッキングでした。

L:外から思われているほど厳格な校風や雰囲気というわけでもないのですね。

高久さん:そうですね。どのような子供に向いている学校で、どのような子供に向いていない学校かというイメージも特に思いつきません。生徒の理想像としてある決まった方向あったり、特別に誰かを尊敬したとかされたとか覚えはあまりありません。 特別な人がいたというイメージよりは、一人一人の個性が大切にされていたと思います。

L:ご自身のお子さんを普連土に入れたいとおもいますか。

高久さん:入りたいか入りたくないかは自分の子供が決めればいいと思うので、入れたいという表現は少し強いかな? ただ 、自分が生まれ変わったら是非普連土に入りたいですし子供が入学したら安心できる学校です。
同級生に会ったとき、みんな女性として素敵な生き方をしている人が多いし、自分と同じ空気を持っているので卒業生で良かったと感じます。

L:なるほど。最後に、母校を一言で表すと?

高久さん:「ひだまり」普連土を思い出すと暖かい気持ちになるからです。

L:ありがとうございました。



2008年02月14日

年間カレンダー掲載

年間カレンダーを掲載しました。
休講日はこちらで御確認下さい。

http://www.lojim.jp/2008.html


・その日に自分が受講している授業があるのか、ないのか
・その週はロジカルシンキングのある週なのか、ない週なのか
・その他、なにかイベントごとがあるのか、ないのか

が、わかるようになっています。ご活用下さい。

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当ブログ更新時、通知希望の方は、
info2@~ まで (@以下は lojim.jp)
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2008年02月12日

【今週の1問】魔方陣とは,縦・横・ななめの3つの数字の「和」が同じです

ロジムが「これは!」「一度はやっておかないと」と思った1問を紹介する、
ロジムメールマガジン「今週の1問」。

2月11日号の問題は、魔方陣に関する問題です。ロジム低学年カリキュラムではお馴染みですね。

(問題)
下の魔方陣の?に入る数字を答えなさい。
20080211_1.gif

(解答)
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(解説)
もちろん,まん中の5を発見して、すべてのマスを埋めていくという手法でも解答可能ですが、本問で重要なのは「和が同じ」という条件に対するアプローチです。

面積の問題で頻出なのですが、「ある部分とある部分の面積が同じ」という条件に対して、同じものを足しても,面積が等しいという条件に変化はありません。

本問では●という共通部分に着目し,他の部分の和も同じになるという形です。

※まん中が5になることをきちんと説明できることも大切です。必ず一度は経験しておいて欲しい問題です。



2008年02月08日

春期講習 受付開始します

2008年度 春期講習会の受付を開始します。

http://www.lojim.jp/2008spring/2008spring.html

*夜遅いですが通知メールいたします。何卒ご了承下さい。

*ブログ更新の度にメールを受け取ることが出来ます。希望者はinfo2@~ のロジムアドレスまで御連絡下さい。

*このブログが携帯でも見られるようになりました。http://www.lojim.jo/m



2008年02月07日

中学入試終了につき

本日をもって本科生、単科生含め中学入試が完全に終了。最後の最後に待ちに待った朗報が届き、合否にあまり一喜一憂しないロジムの講師一同もめずらしく大騒ぎでした。

合格させてなんぼといわれる学習塾ですが、長く指導していると「合格」をプラスにした子、マイナスとなった子様々です。「不合格」に関してもまた同様。1月31日と2月6日。ほんの一週間です。子供達自身は何も変わっていなくても、「合格」した子と「不合格」だった子とでは外野は全く違った目で見ます。詮索し、余計な評論をしてきます。中学受験に向かわせるのであれば、学力と同時にそのような外野に対応する強さを身につけさせなくてはならないと強く感じています。

しかし、実際に経験しないとわからない「一発勝負」の緊張感。結果のみが掲示されるという残酷さ。外野があまりにも多くなり、中学受験がつきつける「合格」と「不合格」は子供達の手では扱えないぐらいの影響力をもってしまったのではないかという感もあります。入試当日に応援に行くと、試験会場にすいこまれていく子供達のあまりの小ささに毎年愕然とします。教室の中では余り気付きませんが、やはり社会の中で見れば本当に未熟な子供です。

中学受験という大会に何を見出して参加するのか。親と子、そして指導に当たる講師の目線をきちんと合わせていないと、その結果は良くても悪くても子供達の視界を曇らせます。結果が出てからあたふたする大人の姿と発せられる空虚な言葉を子供達は冷静に見ています。合否がでるまでの学力に関しては、本人次第、「親の受験」などありえないと思う私ですが、「結果をどのように活かせるのか」についてはやはり「親の受験」であり「指導者の受験」であることは間違いないのでしょう。



2008年02月05日

【今週の1問】初見の問題を解くコツは「そもそもなぜその操作をしなくてはいけないか」に目を向けることです。

ロジムが「これは!」「一度はやっておかないと」と思った1問を紹介する、
ロジムメールマガジン「今週の1問」。

2月4日号の問題です。有名問題ですね。

(問題)
20080204.gif
上のような装置をつかって、発生した二酸化炭素の体積を測定したいと考えました。上の図の方法ではうまくいかず、工夫が必要であるとわかりました。

どのような工夫が考えられますか。下の図の点線部に書き込みなさい。
20080204_2.gif

(解答)
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(解説)
二酸化炭素を集めるために、水上置換法はつかえません。二酸化炭素が水に溶けてしまいますね。よって点線部分では、発生した二酸化炭素を水に溶けない気体に置き換える装置が必要になります。二酸化炭素が発生した体積分だけ、水に溶けない気体が水上置換装置に流れ込むような仕組みを考えます。

水に溶けない気体は入手のしやすさから(みのまわりの)空気とします。

また、発生する二酸化炭素は空気に比べ重いので、二酸化炭素をフラスコに入れるガラス管は底まで伸ばし、一方空気が出て行くべきガラス管は短くしておく必要がある。

一度やったことがあれば容易に解答できる問題なので、「覚えておく」ということも大事ですが、初見だとしても「そもそもなぜ工夫しなくてはいけないのか」と考えるだけで正答を生み出すことへの大きな近道となるはずです。

(とりあげて欲しい問題があったらお伝え下さい)



2008年02月03日

2008年度 ロジカルシンキング1学期 第1回

明日2/4(月)~2/10(日)のロジカルシンキング第一回のテーマです。

ロジカルシンキングという分野ではおなじみの「もれなくだぶりなく」です。
情報を分類・整理する方法を扱います。すべての学習の基礎・土台となる部分です。

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2008年度 ロジカルシンキング1学期 第1回

■「もれなくダブりなく①」 ~ピラミッドによる分類分け~

世の中を構成する事物の「階層」を意識することをスタートとします。
膨大な作業を前に途方にくれた時に有効な方法が、選択肢を列挙することです。まず全体の広さを把握し、やみくもな作業を回避します。みなさんが無意識に行っているとても重要な思考手法です。この、選択肢を整理するときに重要なスキルが、「もれなくだぶりなく考える」ことです。

 身の回りの病院の種類を考えるとき、
「①個人病院 ②一般病院 ③公立病院 ④大学病院」
と分けた場合、並べるレベル(階層)が違うことで違和感を感じます。
(③の公立病院は、一般病院にも大学病院にも含まれます)

このように、物事を列挙するとき、もれとダブりにより、正確な場合分け・数え上げができなくなります。また、物事を伝えるときにも、もれとダブりがあることにより、相手は理解し難くなります。「もれなく、だぶりなく」考える、これを各学年で分かりやすい題材をつかって練習します。 

もれもダブりもなく、作業の選択肢を挙げることでどうやって手をつけて良いか途方にくれるような算数の問題に筋道をつける、という応用例も演習・紹介します。

難問といわれる問題を解くスキルは、「ひらめき」ではないことを伝えます。



2008年度 漢字テストスケジュール

引き続き2008年度も漢字テストレースが行われます。

ルールを一応書いておきますね。
【対象】小学校3年、4年生  および 小学校5、6年 
【得点】60点満点  意味2点 書き取り1点の20問 
【範囲】毎週 週ごとに決められた範囲
【受験方法】週の中の好きな時間に空き教室や受付スペースで受験
【開始週】2月18日(月)~24日(日) の週からスタート

*配点からも分かるように漢字テストというよりは、概念を記述する訓練が主目的です。
*成績優秀者は毎週張り出します。
受験は希望者のみとなっていますが、限りなく必須受験の雰囲気が作られています。
 (クラス、受講学年設定の材料とします)

*新3年生向けの漢字テスト告知文 こちら

*範囲はこちら
中学年(3,4年生) http://www.lojim.jp/kanji/2008kanji_2.pdf
高学年(5,6年生) http://www.lojim.jp/kanji/2008kanji_3.pdf
 



雪の中の入試応援(筑駒,早稲田2)

苅野です。昨日の時点で大部分が合格確保。ということで、皆さん強気コースで気楽に受験。と思ったら雪です。応援団にとっては悲惨です。寒い&傘で見つけにくいとダブルパンチです。
まずは苅野担当の筑波大学付属駒場(筑駒)です。5名も受験で見つけるのが大変です。
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ロジムの駒場東大前教室もある、井の頭線の駒場東大前が最寄です。駒場東邦中もあります。駅の前から広大な東京大学の駒場キャンパスが広がっています。
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駅から続く道も真っ白。こんな細い道ですが、普段は筑駒生、駒場東邦生、都立駒場高生などでごったがえしています。
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子供達はマスクもしているので顔の判別が難しく、各塾の先生たちも真剣な目つきです。ロジム生はいつも通り、集合ぎりぎりの空いている時間にゆったり登場。1時間も傘をささずに待っていた私には雪が積もっていました。


各塾塾長クラスが集合で、情報交換。麻布の易化で合否が読みにくいというのは共通認識。あとは早稲田中の難化。早稲田実業が今年から募集人数を大幅に減らし、早大学院の中学校も未開校ということでレベルの高い早稲田志望者が早稲田中へ。早稲田大学の人気復活もあり、各塾とも「絶対大丈夫」というレベルの生徒以外は苦戦したとのこと。
帰り道で一緒になったある塾長先生は、「明日から新学期なんで準備が・・・」と忙しそう。ロジムも明日から新学期。今日も準備に忙しくなりそうです。

今日は、男子は早稲田2、浅野 女子は筑波大附属、慶應中等部です。レポートは後ほど。ロジム生の入試は明日の芝2次で終了の予定です。


続いて野村が担当した早稲田中2次試験です。応募者は100名募集に対して1500人。1次試験と武蔵中と駒場東邦中の発表が終わっているので、欠席者も多いのですが、やはりハイレベルの争い。開成中との併願も多く、超難関です。
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よく見たら正門のとなりのビルに栄光ゼミナールが!有名校の近くに校舎を出すというのは昔ながらの手法ですね。そういえば河合塾も東大受験生向けに本郷校を作るという広告がありました。実際は本郷三丁目からはかなり遠いようですが。近くで学ぶとやはり気分がのるものなのでしょうか。
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1日の写真とほとんど同じアングルですね。駅から徒歩30歩ぐらいなので、あまり影響はありません。ただ、駅は本当に小さな駅なので混み合います。