2008年10月22日

速い!

スペースシャトル:秒速8km
スイスの粒子加速装置の中をまわっている陽子:秒速30万キロメートル
人間はこんなに速いものを作り出せるのか。すごいものですね。
ちなみにスペースシャトルの速さは、第一宇宙速度とよばれていて、地球の重量の影響を含め、地球の周りを回り続けることが出来る速さです。これより遅いと地球に引き戻されてしまいます。



2008年10月21日

合判お疲れ様でした

 先日2回目の合不合判定テストが行われました。6年生はテスト後もロジムに足を運んで、一生懸命直しをやっていましたね。テストで大変だったろうにもくもくと直しをやっている姿に最高学年としての自覚を垣間見た気がしました。大事なのはその姿勢です。
 唯一少し気になったのは、直しや解きなおしの際、解きなおしで答えが○だった場合でも一応模範解答は読んでおきましょう、ということです。なるほど、と思う解説やとき方など新たな発見があるやも知れません。またその解説や解き方に疑問を感じることもあると思います。
 そうすることで、新たな質問や自分の解き方でやっていいのか、という疑問もわき、それを先生に聞くことだってできるはずです。
 というわけで、解きなおしでできた問題でも、解答にはさらっと目を通してくださいね。前にも書きましたが、欲を言えば国語などでは、模範解答にけちをつけるくらいの気持ちでじっくり読んで考えて、納得できなければ質問に来てほしいところです。
                                      む



2008年10月20日

成功体験

苅野です。現在、午前5時10分。先日の午後8時30分頃に教室にふらっとやってきて、数学の問題を解いていました。調子が出て来た時に、まとめて一気にやってしまうのが私の勉強法です。
というわけで、「勉強法」のお話。
ちまたに溢れる様々な勉強法。書店にも受験に限らず成功者の語るノウハウ本が数多く並んでいますね。様々な勝利の方程式とやらが掲載されています。
こんなに成功のノウハウが溢れているのに、なぜ成功者が再生産されていないのでしょうか。受験に限って言えば、なぜ合格者の真似をしても合格できないのでしょうか。なぜ、合格者の真似をさせても合格させられないのでしょうか。
私は、塾の講師になって初めて受け持ったクラスの生徒に、1年間私が受験の時に使った教材、スケジュールをそっくりそのままなぞらせました。結果、東大専門塾の御三家+有名国立高の生徒が全員落ちました。本郷の掲示板の前で気絶しそうになったのを覚えていますが、それ以上にテストの出来にショックを受けたことが印象に残っています。やったはずのことが出来ていない、身に付いていなかったのです。
プレイヤーとしての成功体験は、必ずしも他人を成功に導くためのノウハウの元にはならないのです。
なぜか。それは簡単です。プレーしている人間が違うからです。
記憶力、モチベーションの源泉など学力を構成する様々な要素が異なっているからです。
塾には、「これが出来れば受かる」というデータはあります。これに関して言えばほとんどの塾が大差ないものを持っているのが現状でしょう。更に踏み込んで、「以前、あなたに似たこんなタイプの生徒がこのような勉強法で成功した」というデータを持っている塾や講師もいます。これは、生徒の状況を勉強法まで含め、ある程度の期間管理することが出来る規模、体制の塾にしかないものですが、それでも取り扱い注意の情報です。週に25時間以上きっちりついているロジムの講師ですら、生徒の能力の新たな面に日々驚かされている位ですから、「似ている」の精度はまちまちです。鵜呑みにせず、効果をしっかりと検証する必要があります。
「これが出来れば受かる」というものを、どのようにして身につけるのか。細かく言えば、「これを覚えれば受かる」というものを、どのようにして覚えるのか。これは、自分で見つけるしかないのです。少なくとも、数多くの成功体験から、どの例が自分に合っているのかについて、自ら試して、検証し、修正して採用しなくてはいけないのです。
自分で勉強法を決定するのはとても勇気がいることなのですが、それが一番効率的です。
自分は、漢字を何回書かなくては覚えられないのか。どれくらいの間隔で復習しないと忘れてしまうのか。常に課題を持って、方法を選び、そして検証する。その繰り返しだけが、自分に最も合った、最も効率的な勉強法を見つける道なのです。



2008年10月19日

爺のひとりごと019

爺じゃ。

さて、皆は何で字を書いておるじゃろか。
爺はもっぱら、水性の赤ボールペンが多いんじゃが(添削の関係もあり)、
入試問題を解くときだけは「鉛筆」にこだわっておる。

ただ闇雲にとくだけでなく、試験時間や持ち物(筆記具)を意識し、
できる限り入試本番に臨む生徒の気持ちに近づけるためなんじゃ。

そこで気になることが。
子供たちの字を書く様子を見ておると、実にさまざまじゃ。
デカイ字、小さい字。
整った字、グチャグチャな字。
まっすぐな字、波うった字。
濃い(筆圧の強い)字、薄い字。
もろもろ…。
「読めればいいじゃん」という声が聞こえてきそうじゃが、
それを言うなら「他人が気持ちよく読めればいいじゃん」にかえてほしいものじゃ。
別にキレイじゃなくてもいいんじゃ。
丁寧に書いています、という「気持ち」を字にあらわすだけで、
字を見る者の意欲が変わるもんなんじゃな。
ぜひ、意識してほしいのぅ。

そうそう、鉛筆にもたくさん種類があるが、皆は何でえらんどるかな?
ちなみに、HはHard(硬い)、BはBlack(黒い)の略で、Hの数字が多いほど
芯は硬く色は薄くなり、逆にBの数字が多いほど濃く軟らかい芯になるらしい。
真ん中にあたるFはFirm(しっかりした)を意味しているそうな。
F、よくわからんな。
日本では、9Hから6B(9H~2H・H・F・HB・B・2B~6B)までの17種類に
分けられているんじゃが、爺がすきなのはたった一つ、よくわからんFじゃ。

おやすみじゃ。(爺)




2008年10月18日

解き直し

こんにちは、土曜担当の野村です。


投稿遅れました。

今週は休講週だったので、
補習や製作作業に集中できるかと思いきや、
ばたばたでなかなか(というより全然)進みませんでした。

今日は6年生は合判でしたね。
お疲れさまです。「結果よりも解き直し!」と単純に言ってられない時期になってきましたが、それでも解き直しの重要度が低下するなんてことはあり得ません。

覚えるくらいまで徹底的に解きなおして下さい。

気付いた方もいらっしゃるかと思いますが、最近ロジム講師は、
口をそろえるかのように「解きなおし!」「解きなおし!」と言っています。あたかも解きなおし普及月間の様相を呈しています。

確かに小学生くらいの年齢だと、多くの生徒が一度やった問題を解くことを極端に嫌いますね。そして解きなおしを極端に軽視し、解き直しで
極端に力を抜きます。

向井先生のブログにもありましたが、「解いた」と「理解した」
は別物ですね。理解するためには絶対に解き直しは必要です。
だって、解き直さないと理解したかどうか確認できませんもの。

楽しくストレスを最小限に勉強するのは結構ですが、
解きなおしをしないことはそれと同義にはなりえません。
「勉強を楽しむ」「楽しく勉強」をはき違えている方も多いようですが、

講師「あの問題解き直した?」
生徒「やってません・・・。」
講師「なんで?」
生徒「・・・・・」

保護者「うちの子、解き直しが苦手で。ちゃんと塾のほうで解き直しを宿題にしてもらえませんか。」

上記のような生徒、保護者の方は、
考え直して見て下さい。
ひょっとしたら中学受験というかロジムのような環境で勉強するにはまだ早いかもしれません。(生徒よりもむしろ保護者が。)



2008年10月17日

秋ですね

こんにちは、広田です。
すっかり秋めいて朝晩涼しくなりましたね。
皆さん風邪には気をつけましょう。手洗い、うがいを忘れずに!

さて、本題に入りましょうか。
昨日の竹村先生のブログを見ていて思ったことがあります。

学生の頃、広田も本は読む方でジャンルは問わず雑食でした。
そして、難しい言葉というか格好つけた言い回し、そういうのを好んで日常会話で使っていました。
ただ、カッコいいから、というだけでです。
広田も男の子ですからカッコいいのが好きなんです(笑)
まぁ理由は単純ですが、本を読むことが日常化して活字には強くなりましたね。

個人的には本を読んでいれば普段使わない漢字が書けなくても読めるようになりました。
これだけでも国語のアドバンテージになりましたね。
そして多くの本に触れれば、書けるようにもなりました。
あと趣味で習字を嗜んでいたのも多少なりとも影響があったと思います。

また広田の周りも本を読み漁る連中だらけで、難しい言葉を使っても普通に会話が成立していましたね。
特殊な友人では百人一首を全部覚えていたり、文芸春秋を購読する子もいます。
もう生活の一部に本が組み込まれている連中ですね。
そういう友だちに語彙で負けたくないという思いもあって本を読んでいたのも理由の一つですね。
広田も男の子ですから負けず嫌いなんです(笑)

最近は一日の中に本を読むという時間を作り出せず、ぱっと読める新聞に移行してしまいました。
高校生のときは一日一冊は読んでいたのでちょっと寂しい感じもします。

いつの間にか、日常から欠落していました…
思えばいつからだろうと、それすら思い出せないのですが(笑)
読書の秋、ということで久々に一冊手にとってみようかなと思う今日この頃です。
そういえば、夏期講習までは毎日30分は楽器に触れていたのに、いつからか触ってないですねぇ…
音楽の秋も追加ですかね、欲張りでいきますか(笑)

では、また次回お会いしましょう。



2008年10月16日

語彙の感覚が合わない子

食欲の秋、と良く言いますが、最近ついつい理性の警告を
無視してお菓子に手を伸ばしてしまいます。竹村です。

突然ですが、子供のころから良く本を読んだ、という方とお話していると「子供のころ(あるいは、
中学生のころ、高校生のころ)は友達と使う語彙がずれてちょっと苦労した。」
と言われることが時々あります。

こういう語彙のレベルというか感覚が他の同年代の子と
合いづらくてちょっと苦労する、というタイプの子が結構います。
軽度ですが、竹村もそんなタイプの子供のひとりでした。

例えば友達と会話していて「なにそのシュールな冗談。」と口にして、
瞬間周りが「?」と静まり返ってしまう、等。最近、もしくは過去に何度か小説などで
読んだ言葉をそのまま使ってしまって、
本人はそんなつもりがなくても「お前の言うことはいつもちょっと難しい」
と返されて、「え、あ、わざとじゃないよ」とあわてて言い訳します。

本をよく読む子で国語はそんなに勉強しなくても最初から
得意なことが多いです(漢字は意外に苦手なこともあります)。
加えて言えば、比較的日本語の読解力が高くて知識の量が多いので、
大抵国語に限らず勉強は全般的に普通より得意。

大人や年長の人との会話が得意で、多分ちょっぴり飢えていて、嬉々として
まとわりつく子供も多いです。

性格にもよりますが、逆に、同年代の子供とはちょっと距離を感じてしまう
子もいるようです。

小さいころから本を沢山読むことのある意味弊害、といえば弊害かもしれません。

ロジムで見かけた例で最では、国語の解答欄に「可笑しかった」と書いた子がいました。
「もしかして司馬遼太郎とかよく読む?」と聞いたら「え、あ、はい。」
直すべきなのかどうか一瞬迷ってしまいました。結局普段の文章では
「おかしかった」と平仮名表記にするよう指示したのですが。。。うーむ、
間違ってはいないんですよね。

気がついたら、せっかくの読書の秋に水をさすような文章になってしまいました。
とはいえ、子供のころから本を読んでいて後悔した、という話はついぞ聞いたことがありません。
逆に、小さいころから本を読んでおけば…という話はとてもよく聞きます。
なんだか途中の本文とまったく結びついていませんが、せっかくだから
生徒の皆さんもこのシーズン、新しい一冊に手を伸ばしてみてはいかがでしょう。



2008年10月15日

常識

以前も少し触れたが、大人が考える「常識」について、子供は驚くほど知らない。大人にとって3年前はつい最近だが、子供にとっては遥か昔。小学生など、物心ついていないといっても過言ではない。
数年前はかなり有名だった田中耕一さんも、現在の小学生にとっては湯川秀樹と同じような歴史上の人物で身近な存在ではない。
まあ、これらを「常識」として知っておかなくてはならないのかという点では議論があると思うが、大人と子供の感覚は驚くほどずれていることは認識しておかなくてはいけない。
阪神大震災と関東大震災を混同する子供が出てくる時代になったのだ。



冬期講習 5年生クラスHP表記訂正

冬期講習5年生クラスについて時間表記訂正がありました。

5年生クラス
>A日程(学期中算数Aクラスの生徒対象)
12/28-12/30   10:00-14:00
1/4-1/6      10:00-14:00
1/7          09:00-12:00

>B日程
12/28-12/30  10:00-14:00
12/28-12/30  17:00-20:00 (30日は19時迄)
1/4-1/6     10:00-12:00
1/7        09:00-10:30

上記訂正後の時間割となります。
ご不便ご迷惑おかけいたします。
ご確認ください。




2008年10月14日

直しのときの目のつけどころ

 雨ですね。僕は雨の日は朝からなんだかけだるいです。しゃきっと秋晴れが続いてほしいと思う今日この頃でございます。

 さて、最近見ていて気になることパート2は、直しのやり方についてです。とりあえず教科別でつらつらと。昔の経験もふまえて書いてみます。

算数。
 わかるではだめ、解けるまで。基本ですね。ただこれが意外と皆さん出来ないそうで。ちなみに私は入試までで1冊仕上げた問題集は塾使用のテキスト合わせて、わずか4冊。うち2冊は受ける学校の過去問でした。あとはひたすらもらったプリントを解きまくり、直しまくっていましたね。

国語。
 かつて国語なぞ、習った記憶はほとんどありません。解答を見て答えが違うときは、ひたすら自分の解答だとなぜいけないのか、を考え続けました。やっと自分なりの解法(問題の客観化)が出来たのは、大学入試のころでした。今はそれを出来るだけわかりやすく噛み砕いて、小学生バージョンにして伝えているところです。
 直しのポイントは2点。どこに問題の中心的意図があるのか(気持ちなの?言い換えなの?主題なの?)という点に気をつけることと、それではなぜ、自分の解答では○にならないのかをその視点から考えること、につきます。
 平たく言えば
①選択肢を考えるとき、些細な点より、問題の中心となる点に目がいっているか
②抜書きでは、キーワードや段落の中心的部分(まとめ)を意識できているか
③記述では、理由+気持ち、言い換えるべき部分をきちんと言い換えているか
という点から自分の解答を見直して、なぜ間違えたかを自分なりに納得することが大切です。
 
社会
 これに関しては、どれだけはやく間違えた箇所の周辺知識の確認が出来るかに尽きます。
社会の直しをする際、参照できる資料が手元にあること。まずここから始めてください。演習で間違えたら、それと関連することをまとめて思い浮かべるというのが、僕のやり方でした。
 4年生はここまでやらず、県庁所在地と県の位置が入っていれば、後は興味の赴くままにやれれば十分でしょう。
 5年生。手元には新演習と予習シリーズ。土偶がわからなかった瞬間に、縄文時代の主な道具を全部思いうかべてみる。出来れば弥生時代にも手を伸ばす。瞬時にテキスト確認。抜けているものがあったら、うおー!わすれてた、とさけんだ瞬間記憶に残っているでしょう。
 6年生。予習シリーズ5上~6上に4科のまとめ。衆議院の優越について間違えた瞬間に、国会の仕事8種と優越しない3種。思い浮かべて以下5年と同文。
という感じでしょうか。とにかくことあるごとに覚えておくべき基本事項をチェックすること、これが実は最も効率よく、最も記憶に残るやり方です。(記憶は一回の精度より回数、そのサイクルを増やす直しかたを考えましょう。)

理科
 覚える事項は社会と同じやり方をしていましたね。塾でその日にやった知識系の問題は、その日のうちに全部チェック(6年生時)。まず授業中が大切。理科の暗記はきりがないので、授業中やった中で「あれっ」とおもったところを覚えておく。たとえば動物の冬越しの問題で、ちょっと自信ないぞって思ったら、帰ってその分野だけチェックする。これだけでかなり記憶の定着が違うと思いますよ。肝心なのは授業中何が「あれっ?」だったのかをチェックできる集中力でしょうか。
 計算系。これは算数と同じかな、という気がします。ぼくがやったのは1冊だけでした。苦手な分野はとにかく同じ問題でいいから解きまくる。注意していたのは、思考の順番ですかね。てこなら、「支点」の設定の仕方から入るとか、電流だったら抵抗から考えるとか、天体だったら図をかくところから入るとか、水溶液なら、中和点を見つけて、塩酸・水ナト・気体の発生の比率をならべておく、とか。とにかく自分のスタイルを確立することに終始していた感じです。だから同じ問題でも、その形でしっかり出来ているかの確認には十分でした。
 どうせ塾で新しい問題が配布されるので、そのとききちんとできるか確認。出来なかったら後日同単元を一覧する。という方法でした。

 取りまとめると、暗記系は塾での抜けのチェック、その後即日軽く見直す、計算系や思考系の問題はその問題のポイントを考えながら、単元を一覧する、それで時間いっぱいという感じでした。
とくに出来なかったポイントはどこなのか、という発想が皆さんがあまりやれていないところかな、と感じています。また、即日の知識のチェックの効果は絶大なはず、です。毎日とはいいませんので、授業中の「あれっ?」という自分の声に耳をかたむけてほしいと思います。              む